11 1月 2018

灯台内部をVR体験=全国初、360度ネットで公開―海保

第3管区海上保安本部(横浜市)は1日から、灯台の内部などを撮影した360度のパノラマ写真をネットで公開する「灯台ONEタップビュー」を始めました。普段は入れない灯台内部をスマートフォンなどから見学できる全国初の試みで、市販の専用ゴーグルを使えば仮想現実(VR)モードも体験できるのです。11月1日の灯台記念日に合わせて公開を開始しました。画面に表示される矢印をタップして移動することで、灯台内の散策を仮想体験できる。灯台内の装置や、レンズの大きさ、明るさなどの解説を読むことも可能です。管区内の千葉、神奈川、静岡の3県にある、船の位置を把握するための沿岸灯台を中心に6カ所を掲載しました。近く茨城県などの5灯台も追加するほか、灯台記念日が制定されて150年となる2018年に向け、順次増やしていくということです。全地球測位システム(GPS)の発達で灯台の役割は薄れつつあるが、観光資源としての人気は根強く、3管本部の向井大幸企画課長は「まだまだ重要な施設なので、役割や仕組みを知ってもらいたい」と話していました。

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